ピースリーとしての新しい船出 -藤吉英彦

 2020年5月1日、株式会社トランザスは株式会社ピースリーとして新しい船出を迎えます。

 今、私の脳裏によみがえって来るのは、25年前トランザスを創業した時の記憶です。
 創業時、学生だった私は喫茶店で定款を作成しており、その時、店内のテレビに流れていたのは、阪神淡路大震災で焼け野原となった関西の街の映像でした。
 壊滅と混沌の中、創生という選択をし、歩み始めたのが当社のはじまりです。
 あの当時、トランザスの社名の原型である“Trans Aspiration”(大望を貫く、大望の先にあるものを見てみたい)創業時に私が抱いていたのはそれだけだったように思います。

 あれから25年と4ヶ月。トランザスはピースリーと社名を変更する事に決めました。トランザスはこの25年間、世界的な最先端企業と様々な取り組みをし、物造りとして世界水準の技術ノウハウを社内DNAとして有する企業に成長しました。
 「この先、我々は何をすべきなのか?」 これからのピースリーで一緒に舵を取る経営の大先輩会長寺山と、この一年間、大いに議論してまいりました。結論はいつも明確です、「社会貢献」の一点です。
 当社は、過去より夢を追う(Trans-Aspiration)ことに必死に努力してまいりました。ようやく25年を経て、この大望の先にあるのは、私利でも名誉でもない利他、即ち社会貢献である「人類をより幸せにする為に、我々の培った物を世界に提供せねばならない」という結果に至った気がしております。
 社会貢献とは私は簡単なものだとは思いません。本当に社会に貢献できる本質が無ければ単なる善意の押し売りであり、それを継続できる力が無ければそれは偽善、実力が伴わず容易に口に出せば稚拙にしか見えません。今当社は、それを口にして良い準備が出来上がったのだと私は考えています。

 よって、トランザスの名前は2020年4月30日をもって終了し、新しい社会貢献というテーマを持った株式会社ピースリーとして当社は生まれ変わる事にいたしました。当社の培った物造りを、社会貢献を行うプラットフォームに提供していく。それが革新、株式会社ピースリー(Platform Planning & Product)です。

 世界的なパンデミックを背景に新しい創生を迎えます。25年前にさかもどり、不思議な運命を感じてしまいます。